
独食品関連設備大手GEAグループは9月10日、同社の膜濾過技術「AromaPlus」を活用し、世界初となるノンアルコールの燻製ビール(バンベルクスタイル・ラオホビール)の製造に成功したと発表した。独ビール大手カイザードームと協働した。
GEAのAromaPlus技術は、特殊なポリマー膜を使用した濾過技術で、逆浸透の原理を利用してアルコールと水を分離。熱ではなく圧力を使った冷温濾過のため、風味や色、濁りといったビールの重要な要素を損うことなく、脱アルコール化ができる。
燻製ビールは、燻製香が愛好家に高く評価されるビール。カイザーダムは、2017年に歴史のあるクロスターブラウ醸造所を買収し、燻製ビールの復活に着手。その後、クロスターブラウ醸造所の燻製ビールは、ヨーロッパ・ビアスターで金賞、ワールド・ビア・アワードで最高位の賞を受賞する等、成果を上げていた。
今回のアルコール成分ゼロの燻製ビールは、クロスターブラウ醸造所で製造。AromaPlus技術により、ブナ材の焙煎香、スモーキーなニュアンス、ダークチョコレート、ハムやウイスキーを思わせるほのかな風味等を保持することにも成功したことで、品質の高いノンアルコール燻製ビールが誕生したと説明している。
ドイツのビール市場は長年縮小傾向にあるが、ノンアルコールビールは着実に成長。カイザードームは、ノンアルコール市場を成長領域とみており、味に妥協せず燻製ビールをノンアルコールで楽しみたい消費者向けに今回開発した製品を提供していく考え。
【参照ページ】GEA technology makes it possible: World’s first 0.0% alcohol-free Rauchbier brewed in Bamberg
【画像】GEA
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