
持続可能なコットン推進団体ベター・コットン・イニシアチブ(BCI)は5月7日、同団体の基準でライセンスを受けた米綿花農家が、リジェネラティブ農業の実証プロジェクトで、地域平均比で温室効果ガス排出量を54%削減したと発表した。炭素除去を含めた場合、削減効果は77%にまで高まった。
今回の実証は、綿花サプライチェーンでのスコープ3排出量削減と、農家への経済的インセンティブ創出の両立を目指し、BCIと農業ソリューション開発Indigo Agが共同で主導。2024年から2025年の綿花シーズンに、米アーカンソー州、ミシシッピ州、ミズーリ州の農家が参画した。
参画農家は、輪作、カバークロップ、窒素管理、不耕起栽培のリジェネラティブ農業手法4つを採用。農地1.9万エーカー超で、炭素隔離等を通じ、温室効果ガス排出量を合計17,500t以上削減した。削減効果はIndigo Agの技術で算定、検証した。
また、温室効果ガス排出量削減効果の収益化も実施。小売企業やブランドは二酸化炭素1t単位で削減量を購入でき、農家は同1t当たり53米ドル(約8,300円)の追加収入を得ることが可能。利益率が低下する米国綿花農家にとって、リジェネラティブ農業の継続的な実施を促す仕組みとなるとした。
BCIは、BCIコットンを調達するブランド・小売会員が、綿花調達に検証済みの温室効果ガス排出削減量を結び付けることで、農家のリジェネラティブ農業実践と現場レベルのインパクト創出を直接支援できるとした。
【参照ページ】BCI-licensed US cotton growers show the power of regenerative agriculture in pilot project
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