
食品世界大手米カーギルは9月1日、水・衛生(WASH)の国際イニシアチブ「グローバル・ウォーター・チャレンジ(GWC)」とのパートナーシップの一環で、新たに4カ国でWASH活動を開始すると発表した。
【参考】【国際】グローバル・ウォーター・チャレンジ、医療施設の水・衛生情報データベース構築へ(2021年11月12日)
同社は、2030年までに自社事業、サプライチェーン、地域社会全体で水に関するプラスの影響をもたらすという目標を設定。節水、水源涵養、リジェネラティブ農業の促進に加え、水・衛生(WASH)アクセス改善にも力を入れている。
グローバル・ウォーター・チャレンジは2005年に発足。現在加盟している機関は、国連財団、米国際開発庁(USAID)、ウォーターエイド、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)、ワールド・ビジョン、ケア・インターナショナル、プラン・インターナショナル、グローバル・グラスルーツ、カーギル、フォード、ダウ、ヒルトン、スターバックス財団、米ワシントン州等。
GWCとカーギルは2021年、地域社会、政府、現地組織と連携し、各地域が直面する水問題の解決を支援する共同イニシアチブ「カーギル・カレント」を始動。当初は、ブラジル、ガーナ、コートジボワール、北米を対象地域としていたが、今回新たにボリビア、コロンビア、コスタリカ、トルコの4カ国を追加した。
- ボリビア:1,000世帯以上(3,500人以上)に対する安全なWASHアクセス改善と、流域の保全と水システムの地域管理を支援。
- コロンビア:水道管の改修、水処理ソリューションの導入、地域社会による水ガバナンスの強化を通じ、5つの農村コミュニティにまたがる約1,000人の人々に対し、信頼性の高い飲料水アクセスを改善。
- コスタリカ:老朽化した水道インフラの近代化により、10,000人の人々の長期的な水安全保障を向上。
- トルコ:イズニク湖周辺の125人の農家を対象に、500haの農地で精密灌漑とリジェネラティブ農業の実践に関する研修を実施。年間推定3億7,400万Lの節水を見込む。
また同社は今回、既存のカーギル・カレント対象地域でも活動を拡大する。
- ブラジル:バイア州とパラ州の39のコミュニティと61の学校で、約38,000人を対象としたWASH(水・衛生)サービスの改善。
- コートジボワールとガーナ:12のカカオ生産コミュニティ(各国6つずつ)の約55,000人を対象に、女性の生計向上と地域社会の水管理の強化に焦点を当てたWASHサービス及びプログラムの改善。
- 北米:カリフォルニア州のサンフランシスコ湾・デルタ地域における約17万haの河口域と海洋生態系を対象に、流域のマッピングと評価を実施。浸食リスク、生息環境の状況、気候変動に対する脆弱性を特定する。
カーギル・カレントでは、すでに、ブラジルと西アフリカで約20万人の水・衛生(WASH)アクセス改善を実現。北米全域では、リジェネラティブ農業約42,000ha、森林・湿地・草原再生1,700ha以上、植林283,000本以上を達成している。
【参照ページ】Global Water Challenge and Cargill expand partnership to four additional countries
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