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【国際】SBTi、自動車メーカーや陸運向けセクターガイド発行。2040年までに内燃機関自動車全廃

 科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)は3月20日、自動車メーカー及び陸上交通のセクター基準初版を発表した。2040年までに内燃機関車両を全廃することにコミットすることが必須となった。

 今回のセクターガイドでは、スコープ3カテゴリー11「製品使用」での排出量を1.5℃目標に整合させることを明確化した。また同セクターガイドは、OECメーカーも対象だが、自動車部品メーカーには適用されない。    自動車メーカーに関しては、自動車及びバンの車両販売での内燃機関車両の全廃期限を、アジア太平洋、米国、カナダ、英国、韓国、日本を含む主要市場では2035年、それ以外を含めた世界全体で2040年に設定した。さらに、世界統一排出ガス・燃費試験規則に基づく試験結果の報告が必須となり、重量3.5t以下の車両はWLTP、3.5tを超える車両はWHDCが試験手法となる。

 陸上交通企業に関しては、カテゴリー11の算出は、「Well-to-Wheel(WTW)」で行うことを明確化。Well-to-Wheelの算出方法では、Smart Freight Centreの「Global Logistics Emissions Council(GLEC)フレームワーク」第3版を採用した。

 削減目標設定では、自動車メーカーはカテゴリー11の総量での削減目標が、陸上交通企業では「SDA Transport Tool」に基づき原単位での削減目標設定が義務付けられる。自動車メーカーに関しては、カテゴリー11の総量での削減目標設定に関し、販売台数を分母にした原単位目標からの積み上げで設定すること供したが、販売計画台数や燃費に関する詳細情報の報告が求められる。

 自動車メーカーの削減ペースでは、短期目標に関しては、5年から10年先の目標としてカテゴリー11を総量で4.2%削減することを必須とする。長期のネットゼロ・スタンダードでは、カーボンニュートラル達成の目標年時点で90%以上の削減を必須とする。

【参照ページ】The SBTi Enables Automakers to Align Emissions from Vehicles with 1.5°C

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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