
ノルウェー公的年金基金GPFGの運用を担うノルウェー銀行投資マネジメント部門(NBIM)の理事会は12月3日、新たに2社のダイベストメント(投資除外)を決定した。
ダイベストメントが決定した1社目は、イスラエル通信手大手ベゼック。戦争や紛争状況における個人の権利の重大な侵害に寄与するという容認しがたいリスクがあるとした。
次に、ロシア鉄鋼大手エブラズ。ウクライナ戦争の関係で、基本的な倫理規範の重大な違反に寄与するという容認できないリスクがあるとした。ノルウェー財務省は、すでにGPFGは、ロシア全体からのダイベストメントを決定済みで、エブラズは売却される予定だった企業のひとつだが、経済制裁と運用上の問題により、まだダイベストメントできずにいた。
さらに、同理事会は今回、韓国の現代建設を観察対象から解除した。同社は2021年7月から、重大な汚職に加担したまたは汚職に関与したという容認できないリスクを理由に観察対象となっていた。その後、腐敗防止システムの国際的な勧告にほぼ沿ったシステムを導入していることをが確認されたため、観察対象から解除された。
【参照ページ】Decisions on exclusion and observation
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