
サウジアラビアの発電所及び淡水化プラント開発・運営ACWAパワー、サウジアラビア公共投資基金(PIF)傘下のエネルギー・水インフラ開発バディール、サウジアラムコ傘下のサウジアラムコ・パワー・カンパニー(SAPCO)は7月14日、2028年前半までに新たに太陽光発電と風力発電を合計15GW建設すると発表した。総投資額は83億米ドル(約1.2兆円)。
サウジアラビア政府は、2060年までにカーボンニュートラルを達成し、中間目標として2030年までに同国の電力需要の約50%を太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーで賄うことを掲げたプロジェクト「国家再生可能エネルギープログラム(NREP)」を実施中。これにより、2022年末に4.3GWしかなかった再生可能エネルギー発電設備容量を、2030年までに130GW(そのうち太陽光発電が58.7GW、風力発電が40GW)にまで引き上げるとしている。
NREPでは、サウジアラビア公共投資基金(PIF)が、2030年までに開発される再生可能エネルギー発電設備容量のうち70%以上を担うとされている。今回の発表もその一環で、ACWAパワー及びSAPCOとともに目標達成に向けて動き出す。
今回の発表で開発されるプロジェクトは、アシル州のビシャ太陽光発電所3GW、マディーナ州のフマイジ太陽光発電所3GW、マッカ州のクヒルス太陽光発電所2GW、リヤド州のアフィフ1太陽光発電所2GW、同アフィフ2太陽光発電所2GW、同スターハ風力発電所2GW、シャクラ風力発電所1GWの7つ。バディール、ACWAパワー、SAPCOの3社が共同所有する。
これら7つの発電所は、2027年後半から2028年前半にかけて商業運転を開始する予定。発電された電力は、電力購入契約(PPA)に基づきサウジアラビア電力調達会社(SPPC)が購入し、送電網を通じてサウジアラビア国内に供給する。ファイナンス契約は2025年第3四半期までに完了する見込み。
3社は、これまでに再生可能エネルギー発電設備容量28.6GWを保有しており、投資額170億米ドル(約2.5兆円)を発表済み。
【参照ページ】In the Presence of HRH Minister of Energy: ACWA Power, Badeel and SAPCO to invest approximately $8.3 billion to develop 15,000 MW of renewable energy projects in Saudi Arabia
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