
英エネルギーデータ大手ブルームバーグNEF(BNEF)は9月2日、今後の送配電網に対する投資予測を発表した。データセンター需要より電気自動車(EV)の普及により、送配電網の需要が大きく高まると見通した。
BNEFは、「長期エネルギー見通し(NEO)の中で、ベースケースの「経済移行シナリオ(ETS)」と「ネットゼロ・シナリオ(NZS)」の2つのシナリオを作成している。今回の分析では、「経済移行シナリオ(ETS)」のアップデートに焦点を当て、データセンターの電力需要に関する新たな分析、主要地域における政策転換、クリーンエネルギーと化石燃料エネルギーのコスト見積もりを更新した。
その結果、電線ケーブル、鉄塔、変電所等の送配電網の物理的資産に向け、2050年までに15.8兆米ドル(約2,300兆円)の送電網投資が必要と算出。長さにすると、2,900万kmの整備が必要となるとした。2020年から2024年までの5年間と比較すると、2025年から2029年の5年間は年平均投資額が1.6倍にまで増えるとした。
投資需要が増える要因は、老朽化資産の交換と再生可能エネルギーの接続。配電網向けが送電網向けをわずかに上回った。需要側では、新たな牽引役としてデータセンターが加わったが、送電網インフラ設備投資に占めるデータセンターの割合は依然として限定的。むしろ需要側の最大要因の一つはEV充電で、低価格時に最適化された充電は、余剰太陽光を吸収するため新たな日中のピーク電力需要を引上げるとした。
【参照ページ】Electric Vehicles Remain Key Driver for Grid Investment Despite Data Center Boom
無料会員に登録すると、
有料記事の「閲覧チケット」を毎月1枚プレゼント。
登録後、すぐにご希望の有料記事の閲覧が可能です。
無料登録してチケットを受け取る
【無料会員向け】有料記事の閲覧チケットの詳細はこちら
または
有料会員プランで
企業内の情報収集を効率化
- 2000本近い最新有料記事が読み放題
- 有料会員継続率98%の高い満足度
- 有料会員の役職者比率46%
有料会員プランに登録する