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【国際】「男女平等ランキング2026」、日本は117位で前年1上げ。G7ダントツ最下位

【国際】「男女平等ランキング2026」、日本は117位で前年1上げ。G7ダントツ最下位 1

 世界経済フォーラム(WEF)は9月16日、各国のジェンダー不平等状況を分析した「世界ジェンダー・ギャップ報告書(Global Gender Gap Report)2026」を発表し、毎年発表している2026年版「ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」を公表した。対象は世界145カ国。

 同指数では、「ジェンダー間の経済的参加度および機会」「教育達成度」「健康と生存」「政治的エンパワーメント」の4種類の指標を基に格差を算定し、ランキング付けされている。

 ジェンダー格差が少ない1位から5位までは、アイスランド、フィンランド、ノルウェー、ナミビア、英国。日本は117位で、昨年から1つだけ順位を上げた。

 英国以外のG7では、ドイツ9位(昨年タイ)、フランス22位(13アップ)、カナダ24位(8アップ)、米国47位(5ダウン)、イタリア83位(2アップ)で、日本はG7の中で圧倒的に最下位。中国は96位(7アップ)、韓国は101位(昨年タイ)で日本より上だった。今回は米国が順位を大きく下げた。

 順位を大きく伸ばした国は、フランス(35位→22位)、アルバニア(36位→25位)、ブルンジ(44位→26位)、ルワンダ(39位→28位)、シンガポール(47位→31位)、ボリビア(48位→36位)等。

ジェンダー・ギャップ指数 2026

※括弧内は昨年順位

  1. アイスランド(1)
  2. フィンランド(2)
  3. ノルウェー(3)
  4. ナミビア(8)
  5. 英国(4)
  6. ニュージーランド(5)
  7. スウェーデン(6)
  8. オーストラリア(13)
  9. ドイツ(9)
  10. アイルランド(10)

 ランキング上位は例年通り北欧諸国。アイスランドは16年連続で首位の座についた。北欧諸国は、評価指標のうち最も差が出やすい「政治的エンパワーメント」で非常に高いスコアを獲得している。また次に差が出やすい「経済的参加度および機会」でもスコアが高い。一方、「教育達成度」と「健康と生存」では、首位アイスランドから日本までの間ではほとんど差がない。

 北欧諸国の中では相対的に順位の低い11位のデンマークは「政治的エンパワーメント」「経済的参加度および機会」が足を引っ張っている。反対に、ナミビアは、近年の政治主導により、「政治的エンパワーメント」スコアが大きく上昇した。28位のルワンダ等の中南米やアフリカの発展途上国は、内戦の影響で男性が多数命を落とした結果、女性の政治家や従業員割合が多くなり、「政治的エンパワーメント」のスコアが高い。同様に内戦で女性の社会進出が進んでいるニカラグアは、今回はデータ不足で調査対象外となった。

 日本は、過去概ね100位から110位の間にいたが、2020年に121位にまで転落し、2021年は120位。2022年116位と多少上昇したが、2023年に史上最低の125位を記録。2024年からは2年連続で118位に停滞し、今回もほぼ同じだった。

 日本の評価は、項目ごとに優劣がはっきりしている。読み書き能力、中等教育(中学校・高校)、出生率の分野では、男女間に不平等は見られないという評価で昨年同様世界1位タイのランク。

 一方、政治家・管理職数では125位、閣僚数では97位、国会議員数では118位、高等教育(大学・大学院)でも113位と低かった。その他の項目でも50位以内はゼロ。2026年には初の女性首相として高市早苗首相が誕生し、今回の調査でも考慮されているが、評価項目は「男女の首相就任期間比率」のため、ほとんど改善していない。

 経済分野での日本のランクは、専門・技術職の割合が77位の最高位で、労働力参加が78位、賃金格差が109位、所得101位といずれもかなり低い。それでも過去20年間の推移では、女性の労働力割合が増加したことで、改善がみられる。 【国際】「男女平等ランキング2026」、日本は117位で前年1上げ。G7ダントツ最下位 2(出所)WEF

 中国も男女差別がある国のように見えるが、高等教育(大学・大学院)と中等教育(中学校・高校)では男女平等と評価され世界ランク1位を取得。一方で。出生率では男女差があると評価されており日本とは全く逆の傾向。ちなみに中国の国会議員数ランクは75位と日本よりもかなり高い。

 日本では、国会議員、政治家・管理職、教授・専門職、高等教育(大学・大学院)等、社会のリーダーシップを発揮すべき分野で、ダイバーシティは評価が著しく低い状態がずっと続いている。

【参照ページ】Twenty Years of Progress on Gender Parity Now Fragile, WEF Report Finds

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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