
欧州委員会は4月17日、欧州防衛基金(EDF)の2025年度公募の結果、新たなプロジェクト57件を選定した。総額10億7,000万ユーロ(約2,000億円)の予算を投下する。
【参考】【EU】欧州防衛産業強化のEU法成立。共同調達と域内部品製造・調達強化。2700億円(2025年12月10日)
【参考】【EU】軍事投資強化のEU規則成立。4つのEU補助金で軍事用途支援を解禁(2025年12月23日)
欧州防衛基金(EDF)は、防衛研究開発協力を支援するEUの主要な枠組で、「防衛準備ロードマップ2030」に掲げられた目標の達成に向け、「EU防衛イノベーション・スキーム(EUDIS)」を中核とし、EUの4つの主要な防衛フラッグシップ事業「欧州ドローン防衛イニシアティブ」「イースタン・フランク・ウォッチ」「欧州航空防衛シールド」「欧州宇宙防衛シールド」に資金を提供するもの。2021年から2027年までに73億ユーロの予算が用意されている。
2025年の公募では、前年比37%増となる過去最多の410件の提案が集まった。今回選定された57のプロジェクトは、AI、サイバー防衛、ドローン、対ドローンシステム等、幅広い重要分野を網羅。内訳は、32の能力開発イニシアチブに6億7,500万ユーロ、25の研究プロジェクトに3億3,200万ユーロ。選定されたプロジェクトには、EU加盟26カ国およびノルウェーから634の組織が参加。また中小企業が中心的な役割を果たし、参加者の38%以上を占め、総資金の21%以上を受け取る。
特に、新たな人材を惹きつけるため、手頃な価格(アフォーダブル)のドローン用弾薬の量産に焦点を当てた複数のプロジェクトでは、スタートアップや中小企業(SME)を対象とした「サブコール募集」を開始。これらの中小企業は、新たなイノベーションを統合するために各社最大6万ユーロの助成金を受け取ることができ、防衛分野での経験がない企業でも市場に参入できるよう設計されている。ウクライナの企業も応募可能です。
【参照ページ】Commission to invest €1.07 billion in 57 defence projects supporting European Readiness Flagships
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