
高市早苗首相は5月19日、韓国の安東市で、韓国の李在明大統領と日韓首脳会談を開催した。主に安全保障面での協力関係が確認された。
今回の首脳会談では、良好な日韓関係の基調を維持・強化していくことで一致。さらに、現下の国際情勢を踏まえ、インド太平洋地域の平和と安定を促進するため、日米同盟と米韓同盟の戦略的連携を通じた抑止力・対処力の維持・強化を含め、日韓が主体的に取り組んでいくことの重要性について認識を共有した。
加えて、石油関連製品を含むエネルギー面のサプライチェーン確保に寄与するため、進化した自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の考え方にも基づき、4月に高市首相が発表した「POWERR Asia(パワー・アジア)」の下でのインド太平洋地域の備蓄強化を含むエネルギー供給強靱化と、原油・石油製品及び液化天然ガス(LNG)の相互融通・スワップ取引を含む日韓両国のエネルギー安全保障強化の2つを柱とする日韓協力を立上げ、具体的な行動を共同で検討していくことで一致した。
パワー・アジアでは、アジアにおける原油・石油製品等の調達やサプライチェーン維持のための融資などの「緊急対応」や、アジア域内の原油備蓄日数の拡大に向けた備蓄・放出制度の構築や備蓄タンクの建設・利用、重要鉱物の確保、バイオ燃料等のエネルギー源多様化及び省エネを通じた産業の高度化等の「構造的対応」を進めるため、総額約100億米ドル(約1.5兆円)の金融面での協力等を行うもの。
また、首脳会談に合わせて、赤沢亮正・経済産業相と韓国の金正官・産業通商部長官もオンライン会談を開催。原油及び石油製品のスワップ及び相互融通(危機時における関連製品の相互融通、不必要な輸出規制の抑制を含むが、これに限らない)と、原油の調達及び輸送に関する協力での官民対話の促進で合意した。
【参照ページ】日韓首脳会談
【参照ページ】「アジア・エネルギー・資源供給力強靱化パートナーシップ」に基づく現地企業への金融面での協力等について
【参照ページ】エネルギー安全保障及びサプライチェーン強靱化に関する協力強化について、日韓で共同プレスリリースの発表を行いました
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