
英エネルギーデータ大手ブルームバーグNEF(BNEF)は6月25日、エネルギー移行が世界各国と産業にもたらす経済的影響を、技術の普及と需要の変化を重視するモデルによって分析した報告書を発表した。投資家や金融機関に対し、化石燃料への依存度だけでなく、電化に必要な資本、輸入削減効果、政策支援、金利感応度、貿易構造、早期閉鎖される資産等を併せて検討することを推奨した。
同報告書は、現在の状況が、再生可能エネルギーや電気自動車(EV)が化石燃料需要に影響を及ぼしている一方、既存技術を完全には代替していない「混沌とした移行の中間期」にあると分析。移行速度は国ごとに異なり、エネルギー安全保障、産業政策、財政事情等の国益に応じて加速したり停滞したりする。この過程では、新しい成長機会が生まれる一方、化石燃料、生産設備、輸送、電力等の既存産業に緊張と変動が生じ、国や産業によって勝者と敗者が分かれるとした。
今回の分析では、BloombergNEFが定期的に発行してきた「ニューエナジー・アウトルック」と、…
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