米テレビ番組制作大手のソニー・ピクチャーズ・テレビジョン(以下、SPT)・ネットワークは9月28日、新たに世界177カ国のチャンネル上で視聴者に環境問題を訴えるためのキャンペーンを開始すると発表した。
"Picture This"と名付けられた今回のキャンペーンは、SPTが持つストーリーテリングの専門技術を活かして、世界中の視聴者に各地域の環境問題について訴えかける。同キャンペーンを通じて各地域で展開されている取り組みを世界中に発信し、人々に対して自然資源の保全に向けた日々の努力を喚起するのが目的だ。
SPTネットワークの社長を務めるAndy Kaplan氏は「グローバル・ネットワークへのリーチとストーリーテリングに対する情熱とともに、我々はよりよい環境を訴える映像をとることで地域社会に働きかけ、人々に行動に向けたエネルギーを与えるだろう」と語る。
Picture Thisキャンペーンはオンエア放送、オンライン、イベントなどを通じて提供され、視聴者が参加できる機会も用意される。開始にあたり、まずはロシアとイタリアでのリサイクル活動、アジアにおけるプラスチックビニール袋の廃止の取り組み、インドにおける廃棄物処理、南アフリカにおけるサイの保護、南米における都市型菜園、ルーマニアにおける森林破壊などのトピックが予定されている。
近年サステナビリティ・CSRの世界では消費者をはじめとするステークホルダーとコミュニケーションを効果的にとるためのストーリーテリングの重要性が語られる機会が増えているが、今回のSPTの取り組みもその事例の一つだ。多大なリーチを持つグローバル・メディア・ネットワークという自社の強みを活かしてどこまで消費者の意識を喚起させられるのか、今後の展開に期待がかかる。
【参照リリース】SONY PICTURES TELEVISION NETWORKS LAUNCH GLOBAL ENVIRONMENTAL RESPONSIBILITY CAMPAIGN CALLED PICTURE THIS
【企業サイト】SONY PICTURES TELEVISION
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