IT世界大手米IBMは5月5日、同社のイベント「Think Digital」で、オンライン学習の無料プラットフォーム「Open P-TECH」を発表した。14歳から20歳の若者を対象に、人工知能(AI)、クラウド・コンピューティング、サイバーセキュリティ等のデジタルスキルや、デザイン・シンキング等のビジネススキルの学習を、英語、スペイン語、ポルトガル語で提供する。
ジニー・ロメッティCEOは今回、オンライン学習プラットフォームでのデジタルスキル学習は、新型コロナウイルス・パンデミック後の新しい学習スタイルになると強調した。
IBMは、2011年からデジタルスキル教育には力を入れており、24ヶ国220校で、15万人以上に授業を実施してきた。企業パートナー数も600社以上。音階はオフライン型の「P-TECH」を、オンライン型の「Open P-TECH」に拡充。スケールを拡大する。まずは、オーストラリア、ブラジル、インド、米国で、これまでデジタルスキル研修を受けられなかった層の25万人を対象に学習機会を提供していく。ウェビナーやインターン募集も同プラットフォーム上で行う。
IBMは、学習機会を学生に提供し、準備できるようにすることが、テクノロジー企業の責務と位置づけ、イノベーションと職場のインクルージョンを進めていいくことができると同社にとっての意義を話した。自社のプラットフォームで優秀な学生を育てることで、人材採用を有利に進める狙いもある。
【参照ページ】IBM Launches Open P-TECH Globally; Free platform focused on workplace learning and skills will be offered in English, Portuguese and Spanish
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