G7交通・保健相会合が9月30日、オンラインで開催された。英国が議長国。新型コロナウイルス・パンデミックからの移動規制の緩和が見込まれてきたタイミングで、海外渡航の安全で持続可能な再開のための7原則を採択した。
今回採択された7原則は、
- 将来の健康上の脅威に対する交通部門の安全性の確保
- 輸送に必要な人員の公正な待遇と安全性の確保
- ワクチン証明ソリューション(ワクチンパスポート)導入でのプライバシーとデータ保護の尊重
- 海外渡航方針の立案で、科学的根拠の重要性を再確認
- 各国の対応における公平性と公正性の確保
- 国際的、多国間の定期的なエンゲージメントを維持
- 安全で、持続可能で、レジリエントな復興の実現
今回G7は、7原則をG7以外の諸国とも共有し、大規模な多国間対話の場を形成していくことでも一致。特にG7では、事務方の会合を定期的に開催するとともに、必要に応じて閣僚級会合も設定することで合意した。また、世界保健機関(WHO)、国際海事機関(IMO)、国際民間航空機関(ICAO)等の国際機関も積極的に巻き込む。
ワクチンパスポートに関しては、ICAOによる渡航要件の調整や、ワクチンパスポートの相互運用性を促進するための活動を支持。10月に開催されるICAOの新型コロナウイルス感染症に関するハイレベル会議で、国際的な方針を固めにいく。
【参照ページ】G7 transport and health ministers’ meeting: Chair statement
【参照ページ】G7 high-level principles for a safe and sustainable resumption of international travel
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