
欧州委員会は1月13日、EU合併規則に基づき、現代重工業ホールディングス(HHIH)による大宇造船海洋(DSME)の買収を却下した。韓国の造船会社2社の合併は、合併新会社による支配的地位を生み出し、大型液化ガス(LNG)運搬船(LLNGC)建造の世界市場における競争を低下させる可能性があると指摘した。
大型LNG船は、LNGのサプライチェーンの中で重要な役割を担っており、大型LNG船建造の世界市場は過去5年間で最大で400億ユーロに達し、欧州の顧客が全注文のほぼ50%を占めている。HHIHとDSMEは大型LNG船建造世界大手3社のうちの2社で、合計で市場シェア60%を占めるとともに、近年市場シェアが増加傾向にある。調査期間中、欧州委員会には、多くの顧客、競合他社、その他の第三者から意見を受け取り、懸念が伝えられていた。
両社の合併に関しては、2019年11月に通知があり、12月に調査を開始。欧州委員会は、今回のプロセスの中で、HHIHに対し、懸念を回避するための救済策を提案するよう要求。しかし、提案に応じず、今回の措置となった。欧州委員会による合併申請は過去10年間で3,000件以上あり、却下されたのは今回が10件目。DSMEの大株主は、韓国開発銀行(KDB)で、今回の株式の売り手となっている。
【参照ページ】Mergers: Commission prohibits proposed acquisition of Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering by Hyundai Heavy Industries Holdings
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