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【国際】2015年度の腐敗認識指数(Corruption Perception Index)が公表。日本は18位 2016/02/07 最新ニュース

 腐敗・汚職の防止に取り組む国際NGOのトランスペアレンシー・インターナショナルは1月27日、2015年版の腐敗認識指数(Corruption Perception Index)を発表した。同指数は、各国の公的部門と民間部門との関係における腐敗度を調査と評価により数値化してランキングしたものだ。

 非常に腐敗していると認識された場合が0、非常に清廉と認識された場合が100となり、今年は調査対象となる168カ国のうち3分の2が50点未満となった。2015年のデータは過去2年間にわたる腐敗の認識を調査・評価したもので、11機関による12種類のデータソース(情報源)に依拠している。

 腐敗は未だ世界中で蔓延しているものの、今年はスコアを上げた国の方が下げた国よりも多く、人々の腐敗に対する闘いが一定の効果を上げていることが分かった。今年の上位10か国はデンマーク(91点)、フィンランド(90点)、スウェーデン(89点)、ニュージーランド(88点)、オランダ、ノルウェー(87点)、スイス(86点)、シンガポール(85点)、カナダ(83点)、ドイツ、ルクセンブルグ、英国(81点)で、日本は18位(75点)、米国は16位(76点)だった。また、韓国は37位(56点)、中国は83位(37点)、最下位の北朝鮮とソマリアはそれぞれが8点という結果となった。

 調査および評価方法の概要は下記の通り。1)公共分野での腐敗を数値化、2)信頼性・妥当性のある方法で多数の国を同一の尺度で評価、3)信用度の高い機関による調査と定期的な再調査、4)国家間の差異を明らかにするのに十分な多様な尺度の適用、5)少なくとも3種類のソースを基にし、それを平準化したスコアの平均を算出。

 トランスペアレンシー・インターナショナルは上位の国々の特徴として、「高度なレベルの報道の自由」「予算に関する情報へのアクセスが容易で人々が資金の出所や使途を知ることができる」「権力者の健全性」「富裕層と貧困層を区別しない司法制度」「司法制度が他の政府部門から独立している」「国民が指導者に責任を取らせることができる開かれた政府の存在」などを挙げている。

 しかし、自国内では清廉度が高くても、他国では腐敗行為をしている場合もある。例えば昨年はスウェーデン・フィンランド資本の大手通信企業、テリアソネラ(TeliaSonera)によるウズベキスタンでの贈収賄事件などがあり、注意が必要だという。

 また、下位の国の特徴としては「紛争や戦争」「政府の統制力の弱さ」「警察や裁判所等の公共機関の脆弱性」「メディアの独立が確保されていない」「贈収賄が蔓延し、腐敗に対する刑罰が徹底されていない」「市民のニーズに応えない公共機関の存在」などが指摘されている。

 トランスペアレンシー・インターナショナルの代表を務めるJosé Ugaz氏は「我々が協働することで腐敗は撲滅できる。権力の乱用や贈収賄を根絶し、秘密裏の取引を明らかにするためには、市民は結集して政府に『もうたくさんだ』と言わなければならない。2015年の腐敗認識指数は腐敗が世界中で蔓延していることを示している。しかし同時に2015年は人々が再び街頭で抗議した年でもある。権力者らに対して『大規模な汚職に対処するときだ』という強いメッセージを送った」と語った。

 強大な権力により多くの人々を犠牲にすることで少数の人々の利益を図る大規模な汚職は、個人や社会に深刻かつ甚大な悪影響を及ぼす。そしてそれらの多くが罰せられることがないのが現状だ。トランスペアレンシー・インターナショナルは全ての人々にunmaskthecorrupt.orgへの投票を通じて腐敗の根絶を呼びかけている。

【参考サイト】Corruption Perceptions Index
【参照リリース】Corruption Perceptions Index 2015: Corruption still rife but 2015 saw pockets of hope
【団体サイト】Transparency International

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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