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【ドイツ】アディダス、NGOと連携し海洋廃棄プラスチックからスニーカー製作。一般販売開始

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 アパレル世界大手独アディダスは11月15日、海洋廃棄プラスチックを原材料とし製作したランニングシューズ「Parley x adidas Ultra Boost Uncaged」の一般販売を開始した。世界7,000足限定。販売価格は200米ドル。世界各地の同社のオンラインショップでも購入できる。この商品、同社が2015年から提携している環境NGO、Parley for the Oceansとの共同開発。Parley for the Oceansは海洋保護や海洋廃棄物問題に取り組んでおり、アディダスは今回開発された商品を通じて人々の海洋廃棄物への認知を高めたいとしている。

 アディダスとParley for the Oceansは2015年の提携開始以来、同年に3Dプリンティング技術を活用した海洋廃棄物由来のスニーカーを初めて発表し、今年2016年7月には今回一般発売する「Parley x adidas Ultra Boost Uncaged」を100足のみ、インスタグラム・キャンペーンを通じて無料提供していた。このように廃棄物から製品を製作していく流れは「アップサイクル」と呼ばれている。

 今回発表された商品は、同社の人気商品「UltraBoost」と同モデルで、プライムニット素材の95%が海洋廃棄プラスチックを原材料としている。また、
靴ひも、ヒールキャップ、ヒールウェビング、インソールなどのパーツもモルディブ沿岸で収集された廃棄物を原材料としている。一方、ミッドソールにはアディダスのBoost技術が使われており、履き心地は「UltraBoost」と同じ。アディダスは2017年末までに海洋廃棄プラスチックを原材料とする靴100万足を販売していく計画。

 アディダスとParley for the Oceansは、同じく海洋廃棄プラスチックを原材料とした有名サッカーチームのジャージの共同製作にも取り組んでいる。バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)では11月5日から、レアル・マドリードは(スペイン)では11月26日から、この新コンセプトのジャージが公表される。ジャージは一般の観客も購入可能で、バイエルン・ミュンヘン版は11月4日から、レアル・マドリード版は11月24日から約100ドルで店頭販売される。従来の公式グッズと異なり、スポンサーのロゴを目立たされる代わりにアディダス・Parleyのラベルが目立つデザインとなっている。また、商品にはNFCチップが埋め込まれており、パートナーシップに関するより詳細な情報を手に入れることもできる。この商品開発は両クラブチームからの提案によるもので、クラブチームの海洋汚染の解決に向けた強いコミットメントが伺える。

【参考ページ】Adidas made an ocean-plastic shoe you can actually buy
【参考ページ】Parley x adidas Ultra Boost Uncaged Launches Tomorrow

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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