フェアトレード推進国際組織フェアトレード(FLO)インターナショナルは10月17日、2017年のフェアトレード認証製品の世界全体販売額を発表した。2016年から約8%増加し85億ユーロ(約1兆円)となった。また生産農家は、生産改善のため商品売上に加えて1億7,800万ユーロ(約227億円)受け取った。
フェアトレード認証団体が、2017年を通して商品を買い付けた農家は世界75ヶ国160万人。生産農家の1年間の所得向上では、カカオでは57%増を記録。砂糖でも30%、コーヒー豆で15%、バナナでも11%の所得向上が見られた。流通サイドでは、150ヶ国で3万品目のフェアトレード認証背品が生まれている。フェオトレード認証製品の販売額が高い国は、順に、英国、ドイツ、米国。一方、その他の国でも年10%以上成長している国も複数ある。
現在も、東アフリカで地域の農業協同組合とともにカカオ農家の所得向上、またバナナや花のプランテーション労働者については生活賃金の確保を目指してた活動を展開している。
【参照ページ】Fairtrade sees 8%* sales growth in 2017, exceeding €8 billion for first time
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら