投資運用世界大手ブラックロックは10月23日、ESG型上場投資信託(ETF)を7本発表した。同時に、ホームページ上で同社が管理するETFのポートフォリオESG情報を開示する取組を開始した。
今回、設定したETFは、
- iShares ESG U.S. Aggregate Bond ETF:米国の投資適格債
- iShares ESG 1-5 Year USD Corporate Bond ETF:米国社債(1〜5年)
- iShares ESG USD Corporate Bond ETF:米国社債
- iShares ESG MSCI USA ETF:米国大型/中型株
- iShares ESG MSCI USA Small-Cap ETF:米国小型株
- iShares ESG MSCI EAFE ETF:北米除く先進国の大型/中型株
- iShares ESG MSCI EM ETF:新興国の大型/中型株
上記の7本は、各々iSharesの元ETFがある。今回の設定したESG型ETFは、元ETFと同等のリスクとリターンを記録すると同時に、ESGスコアを高くすることができる。また、たばこ、問題のある兵器、民間兵器の製造及び販売に関連する企業、物議を醸した(Controvesial)な企業は除外する。ブラックロックはこれまでにも多くのESG型ETFを設定している。
ポートフォリオのESG情報開示では、ESG型ETFについて、「MSCI ESG Quality Score」「MSCI ESG percentage of coverage」「MSCI Lipper Peer Group percentile ranking」「MSCI Weighted Average Carbon Intensity」の4つを公表した。また2018年末までには開示対象をブラックロックが管理する全ETFに拡大する。iShares Sustainable ETFでは、インパクトレポートも公表する。
さらに機関投資家がサステナブルな投資モデルを構築できるよう、支援ツール「ESG Portfolio Analyzer」をリリースした。MSCIの「ESG Fund Metrics」を基にし、ESGスコア、原単位カーボンフットプリント、持続可能なインパクトに関連する売上割合等のデータを見ることができる。
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