英ESG投資運用Abundanceは1月10日、スコットランド潮力発電所建設Orbital Marine Power(Orkney)向けの債券投資ファンドの募集を終了し、700万ポンド(約1億円)が集まったと発表した。Orkneyは、調達資金で営業運転第1号の発電所を建設する。設備容量は2MW。Orkneyにはすでにスコットランド政府からも助成金を受け、株式出資者も集まっている。
Abundanceは、2.5年で年利12%の社債を募集。投資した投資家は2,278人で、一人平均3,000ポンド(約42万円)。多くには、日本がNISA制度を参考にした英国の個人貯蓄投資口座(ISA)から投資した。スコットランドの個人投資家はとりわけ投資額が多く、一人平均4,500ポンドだった。
Orkneyは、今後12年間で、営業用潮力タービン「Orbital O2(2MW)」を製造し、2020年中に欧州海洋エネルギーセンター(EMEC)を設立する。同タービンは、全長73mで、両端に1MWのタービンを備えている。すでに実証タイプ「SR2000」が同センターで運転を行っており、2016年に導入後1年間で3GWhを発電した。
【参照ページ】PRESS RELEASE: Abundance closes largest investment to date for Orbital Marine Power, raising £7 million for world’s most powerful tidal stream turbine
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