食品世界大手蘭ハイネケンは3月19日、2030年までの新たな水アクションを発表した。水消費量を削減するとともに、水ストレスの高い地域での自然界への水還元を強化する。
ハイネケンは、過去10年間で、ビール1l当たりの水消費量を5lから3.5Lほどに約3分の1削減してきた。今回発表した新目標では、現状の3.5lから3.2lに減らすとともに、水ストレスの高い地域では、現状の3.2lから2.8lに減らす。
水還元では、水ストレスの高い地域では、消費した水と同様量の水を水系に還元するとともに、他の水消費者とも協働する。また、世界中で同社からの廃水処理実施立を現状の96.5%から100%に高めるとともに、水ストレスの高い地域では水を再利用もしくはリサイクルし、最大限サーキュラーエコノミーを実現する。ハイネケンは、世界中に170の工場があり、そのうち26工場が水ストレスの高い地域にある。
加えて、ハイネケンは飲料生産のために農作物にも関わっている。農業での水消費量削減も今後強化する。
【参照ページ】HEINEKEN announces 'Every Drop' water ambition for 2030
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