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【イギリス】FTSE100採用企業の英国現代奴隷法報告ランキング。首位マークス&スペンサー

 英リサーチBREとSustain Worldwideは4月29日、FTSE100に採用されている英大手100社の英国現代奴隷法遵守状況を分析した2019年報告書「2019 Global Governance FTSE 100 Index」を発表した。首位は、マークス&スペンサー。調査では、科学調査NGOのDevelopment Internationalも協力した。

 英政府では、現代奴隷法施行とともに、英国内の現代奴隷に関する登録制度「National Referral Mechanism(NRM)」も運営している。NRMには、英政府から許可を受けた政府機関や団体のみが現代奴隷状態にある人の登録ができるようになっている。2018年の登録者は6,993人。2017年の5,142人から36%増加した。英政府は、英国内には現代奴隷が10,000人から13,000人いると見積もっている。世界全体では4,580万人いるとみられる。

 今回のランキング上位10社は、

  1. マークス&スペンサー
  2. テスコ
  3. ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
  4. WMモリソン・スーパーマーケット
  5. ディアジオ
  6. BTグループ
  7. ユニリーバ
  8. レントキル・イニシャル
  9. オカド
  10. ピアソン

 FTSE100企業全体の時価総額は、1.9兆ポンド(272兆円)。世界全体での雇用従業員数は680万人。海外子会社数は3万。売上全体の70%は海外市場から上がっている。FTSE100企業のうち、今までも一度も、現代奴隷法に基づく報告を実施していないの企業は3社ある。また、2019年の報告書をすでに実施した24社のうち、2018年から評価が上がったのは87%あった。しかし、同調査で実施している100点満点の評価において、24社の平均は48。前年の46.8からは上昇したものの、依然として改善の余地が大きいとしている。

【参照ページ】The 2019 Global Governance FTSE 100 Index reveals year-on-year improvements in modern slavery statements by 87% of FTSE 100 companies who have reported this year
【参照ページ】It Takes a Community: Collective Action Initiatives Confronting Corruption and Forced Labour

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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