【ニュージーランド】NZ航空、飲料カップの脱プラ発表。食事ソースも小皿提供に切り替え

　ニュージーランド航空は7月9日、2019年12月までに業務で使用している使い捨てプラスチック製品の削減目標を、2,400万個から5,500万個へ2倍以上に引き上げたと発表した。

　7月には、強化月間として、ビジネス・プレミア、プレミアム・エコノミークラス、タスマン路線、太平洋諸島路線の「Works Deluxe」サービスで、飛行時間が5時間以内のフライトにおいてペットボトル飲料の提供を廃止。これにより、ペットボトル年間46万本以上の埋め立てを回避し、航空機の重量を減らすことで年間30万kg以上の二酸化炭素排出量を削減できる。

　また、9月からは、プラスチック製水カップをリサイクル可能な素材へと切り替え、10月からは国内線および国際線で、コーヒーカップでもプラスチック製から植物製へ切り替える。これまでは国内線のみを対象としてきたが、国際線でも実施することで、今年中に代替されるカップの総数は1,470万個から4,450万個まで増える見込み。

　さらに10月末までに、食事のソースのプラスチック包装パックも、全路線で廃止する。再利用可能な小皿でソースを提供し、毎年約20万個のプラスチック個包装パックの埋め立てを回避できる。

【参照ページ】プラスチック製品削減量を2倍に設定

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所