
味の素は3月13日、同社ベトナム法人のベトナム味の素と進めている同国でのキャッサバのリジェネラティブ農業の実証事業が、経済産業省の「令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)」に採択されたと発表した。
キャッサバは、同社グループが生産するうま味調味料の主要原料の一つで、安定的かつ持続可能な調達が重要な農作物。同国のキャッサバ栽培は、伝統的な農法が中心であるため、収量の低さ、病害虫被害、化学肥料への依存、農家所得の伸び悩み等が課題となっている。
今回の実証では、リジェネラティブ農業を通じ、同国でのキャッサバ栽培の生産性向上と農家所得の増加を図るとともに、温室効果ガス排出量削減と両立させることが目的。両社が中心となり、ベトナム農業環境省傘下の農業研究センターと連携する。
農家には、病害虫耐性を有する新品種キャッサバの導入、同社グループが開発したアミノ酸副生物を活用した肥料の提供、土壌準備や灌漑等、農法改善に関する技術指導、スマートフォンアプリを活用した農家と専門家間の技術情報交換プラットフォームを組み合わせた「栽培パッケージ」を提供。これにより、単位面積当たりのキャッサバ収量の向上と、単位収量当たりの温室効果ガス排出量の削減効果を実証する。
同社は、実証を通じて得た知見を栽培ハンドブックとして体系化し、将来的に同国のキャッサバ栽培でのデファクトスタンダードとすることを目指す。また、同モデルを他国にも展開し、グローバルサウス地域での持続可能な農業の普及と、日本の農業関連技術の海外展開につなげたい考え。
【参照ページ】味の素㈱・ベトナム味の素社、ベトナム社会主義共和国/キャッサバ栽培における再生型農業実証事業が、経済産業省の令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証・FS事業)に採択
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