中国原油大手・中国石油天然気集団(CNPC)のシンクタンクである中国石油経済技術研究院は8月22日、中国での一般炭(石炭)需要は2025年にピークアウトするという見通しを示したレポート「2050年世界与中国能源展望(2019年版)」を発表した。中国では、脱石炭政策を推進しつつも、エネルギー需要総量が拡大しており、石炭火力発電は増加している。
同シンクタンクは、毎年同レポートを発表している。今回のレポートでは、中国での一般炭消費量は、2018年から2035年に18%、2018年から2050年では39%低下すると予測。エネルギー供給量に占める石炭割合は、2012年の68.5%から、2018年は59%に下落し、さらに2035年には40.5%にまで落ちていくとした。