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【国際】フェイスブック、自殺・自傷行為防止でポリシー改訂。警告表示や一部内容投稿禁止等

 IT世界大手米フェイスブックは9月10日、自殺や自傷行為を防止するため、同社サービスのポリシーを強化した。自傷行為を想像させる図形画像の使用を禁止し、さらにインスタグラムでは自殺や自傷行為に関する投稿を検索しづらくする。

 フェイスブックは、同問題に対処するため、2019年初旬から世界中の専門家との協議を開始。同社の安全ポリシー部門にも、健康やウェルビーイングに関する専門家を雇用した。今回の施策導入に至った。図形画像については、自傷行為からの救済を求める人の投稿もありえることは認識したが、それ以上に自傷行為を促進する弊害のほうが大きいと判断した。

 今回のポリシー強化では、摂食障害でも内容を変更。摂食障害に関する投稿を受け付けにくくするとともに、投稿者に対しメッセージを伝えることにした。また、自傷行為に関する投稿については、自傷行為を促さないよう、画像表示前に過激内容を含む警告を表示することにした。

 さらにフェイスブックは、自殺に関する投稿を分析するため、学術研究者に当該投稿データを共有する取組も初めて開始。研究者は、同社のモニタリングツール「CrowdTangle」を通じデータにアクセスする。フェイスブックでは、2019年4月から6月だけで、150万の自殺・自傷行為関連投稿を発見。そのうち95%は、ユーザーからの通報の前に検知した。同様にインスタグラムでも、同機関に80万の自殺・自傷行為関連投稿を発見し、77%はユーザーからの報告前に検知した。

【参照ページ】Tightening Our Policies and Expanding Resources to Prevent Suicide and Self-Harm

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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