サステナブルファイナンスを推進する世界都市ネットワーク「サステナビリティのための金融センター(FC4S)」は10月10日、サステナブルファイナンスを各地域及び国際的にメインストリームにし、2022年末を期限とする目標を設定していくことで合意した。FC4Sは、国連環境計画(UNEP)が取りまとめ役を担っている。
【参考】【国際】FC4S(サステナビリティのための金融センター)発足。世界17都市加盟。東京は不参加(2018年8月20日)
【参考】【日本】東京都、FC4Sに加盟。香港、上海、深圳、ソウルに約1年遅れる(2019年6月5日)
FC4Sは2018年8月に発足。当初から参加している都市は、ロンドン(英国)、パリ(フランス)、フランクフルト(ドイツ)、ミラノ(イタリア)、チューリッヒ(スイス)、ジュネーブ(スイス)、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン、ダブリン(アイルランド)、ストックホルム(スウェーデン)、トロント(カナダ)、香港、上海(中国)、深圳(中国)、ソウル(韓国)、カサブランカ(モロッコ)、アスタナ(カサブランカ)。その後、ニューヨーク(米国)、東京、北京(中国)、アブダビ(UAE)、マドリード(スペイン)、バルセロナ(スペイン)、ガーンジー島(英王室領)、メキシコシティ(メキシコ)、カイロ(エジプト)、ナイロビ(ケニア)、ラゴス(ナイジェリア)、アビジャン(コートジボワール)が参加し、現在加盟は30都市。各都市の証券取引所の上場企業株式総額は61.3兆米ドルで世界全体の80%を占める。
2022年目標は、2019年後半から2020年前にかけ、原案に対するパブリックコメントを募集する。
今回FC4Sは、サステナブルファイナンスの需要が世界で最も高いアフリカでの地域ワークプランも発表。アフリカからの加盟都市であるアビジャン、カイロ、カサブランカ、ラゴス、ナイロビの市政府と協働し、戦略的アクションや他の地域との協働、国際的な機関とのエンゲージメント促進を行う。
【参照ページ】FC4S PLANS HUGE GROWTH IN SUSTAINABLE FINANCE AND LAUNCHES REGIONAL PROGRAMME FOR AFRICA
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