国際NGO312団体は11月13日、エクエーター原則(赤道原則)に署名している金融機関と同事務局に対し、検討されている同原則の改訂で厳しい基準を課すよう求める共同声明を発表した。参加したNGOは58ヵ国から、金融機関に対するキャンペーンを行うNGOを中心に参加。バンクトラックが主導し、Friends of the Earth(FoE)Japan、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、350.org等が加わった。
今回の共同声明では、同原則改訂案では、石炭採掘や石炭火力発電、石油パイプライン、ガス・ターミナル等に対するプロジェクトファイナンスを禁止しないことや、先住民族の権利に関する幅広い権利保護に踏み込まないことを深く懸念。プロジェクトファイナンスの融資先のプロジェクトがもらたす幅広い環境・社会要素を同原則上の「リスク」として位置づけるよう求めた。高い「大志」と「勇気」を持つべきと訴えかけた。
エクエーター原則は、11月18日から11月20日までシンガポールで年次総会を開催し、同原則の改訂案を最終的に決議する。
【参照ページ】As banks head for Singapore to decide on new Equator Principles, 300+ civil society groups call for ambition and courage
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