蘭ロイヤル・ダッチ・シェルのジェット燃料子会社シェル・アビエーションは11月14日、オランダ持続可能なジェット燃料開発SkyNRGの欧州第1号プラント建設プロジェクトに参画すると発表した。同社の技術・ビジネスに関するアドバイスを行うとともに、持続可能なジェット燃料の購入オプションを確保する。SkyNRGについては、KLMオランダ航空や南アフリカ航空がすでに協力を表明済み。
【参考】【オランダ】KLM、SkyNRGから年間75,000tの持続可能なジェット燃料調達。CO2削減へ(2019年5月30日)
同プラント「DSL-01」は、2022年の商業運転開始を目指し、蘭デルフセイルでの建設を進めている。生産規模は年間10万t。燃料は、調理油等の廃油で、ほとんどが現地企業から回収したもの。プラント運転の電力は、蘭グローニンゲンでの水素プラントを用いた水素エネルギーや、廃油によるバイオマス発電で確保する。持続可能なジェット燃料(SAF)への切替や同プランとでの低炭素電力活用により、ライフサイクルでの二酸化炭素排出量を約85%削減できる。
同プラントは、同時に二次生成物として、廃油を原料としたナフサや、バイオLPG年間15万tも生産する。
【参照ページ】SHELL AVIATION SUPPORTS SKYNRG IN DEVELOPING EUROPE’S FIRST SUSTAINABLE AVIATION FUEL PLANT
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