米海軍省は12月17日、海軍向けの公示をフェイスブックページに掲載。サイバーセキュリティ上の懸念から、中国動画共有アプリ「TikTok(抖音)」の軍用端末へのインストールを禁止すると発表した。同アプリをインストールした海軍端末に対し、同国海軍省管轄のイントラネットへのアクセスをブロックするとした。
米国防総省のスポークスマンは、軍用端末を使用する海軍および海兵隊員は、ソーシャルメディアを含む一般的な商用アプリの利用が許可されているが、セキュリティ上の懸念がある特定プログラムについては禁止する場合があると明言。TikTokの禁止は、既知および将来的な脅威への対策だとする声明を出した。米海軍省は、同アプリの危険性について詳細には言及していない。同アプリ運営企業ByteDance(字節跳動)からもコメントはない。
同社は2017年11月、すでに米国展開を行っていたソーシャルメディアアプリ企業Musical.lyを10億米ドルで買収し拡大。現在TikTokは米国の10代を中心に人気を博している。2019年11月には、国家安全保障観点から、同国規制当局および法制局から注視されているとロイターが報じていた。
米海軍省は、米国防総省の内部機関で、海軍と海兵隊の双方を所管している。
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