飲料世界大手ベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)のアフリカ法人と、同社傘下の飲料大手南アフリカSABは1月16日、11億ランド(約83.3億円)を投資し、1月末までに醸造所7ヶ所にオンサイト太陽光発電施設を設置すると発表した。ABインベブは、同社電力購入に占める再生可能エネルギーの割合を、2020年までに50%、2025年までに100%にする目標を掲げている。
同目標の達成には、アフリカ全体では設備容量440MW規模の太陽光発電所の設置が必要となる。同事業に関わるコストは総額56億ランド(約423億円)と推計。発電事業は、他の発電企業が担当し、同社は今後20年間で合計124億ランド(約950億円)の電力購入契約を結ぶ予定。
同社の計画は3段階で構成。第1段階では、オンサイト太陽光発電施設の設置で、今回の発表がそれに該当する。第2段階では、隣接地に太陽光発電所を設置し直接給電する。第3段階では、オフサイトでの太陽光発電所からの電力購入契約(PPA)。
今回設置する発電所からの電力購入では、電力需要全体の7%を調達できる見込みで、EVトラック2,000台の電力消費量に相当する。EVトラックでは、始めの試みとして三菱ふそうの7.5tEVトラック「eCanter」を導入。eCanterは100kmから120kmの走行が可能。
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