英ビジネス・エネルギー・産業戦略省は2月18日、低炭素型水素製造プラント2ヶ所の建設に7,000万ポンド(約101億円)の補助金を提供すると発表した。英政府は、2050年までの二酸化炭素ネット排出ゼロ(カーボンニュートラル)を法定化しており、目標達成に向けエネルギー転換を進める。
今回助成が決まったのは、マージー河岸とアバディーン近郊に建設されるプラント2ヶ所。いずれも欧州初の大規模水素製造プラントとなる。すでに3番面の大規模プラントとして、グリムズビーに洋上風力発電電力を活用したプラントの計画も進んでいる。7,000万ポンドのうち一部は、セメントやガラス製造でのエネルギーを、化石燃料火力から再生可能エネルギーへと転換するプロジェクトにも拠出される。
同省はまた、英国でスマートエネルギー・プロジェクト9ヶ所に合計2,000万米ドル(約29億円)を拠出することも決定した。2030年までに25人の世帯に再生可能エネルギー電力を提供。政府の助成を受け、通常価格より電気料金が半額になるという。特にルージリーでは、石炭火力発電所が1ヶ所閉鎖され、代わりに掘削跡等を活用した地熱エネルギー活用した熱供給を行えるようにする。
【参照ページ】£90 million UK drive to reduce carbon emissions
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら