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【国際】ブラックロック、iSharesでESG型ETFを3本リリース。ESG型商品を拡充

 投資運用世界大手米ブラックロックは3月3日、投資運用にESGを考慮する投資家向けに、ESG型上場投資信託(ETF)を3本リリースした。ブラックロックは2月、ESG型ETFの拡充を告知していた。

【参考】【アメリカ】ブラックロック、iSharesシリーズのESG型ETF拡充。スクリーニング基準強化(2020年2月20日)

 今回設定したETFは、「iShares MSCI EMU SRI Ucits ETF(SMUA)」「iShares $ Corp Bond ESG Ucits ETF(SUOU)」「iShares Smart City Infrastructure Ucits ETF(CITY)」の3つ。

 iShares MSCI EMU SRI Ucits ETF(SMUA)は、欧州市場株式を対象とするMSCI EMU SRI Select Reduced Fossil Fuel Indexをベンチマークとし、それを上回るように設計されたETF。同インデックスは、MSCIのESG評価でBBB以上、MSCIのコントラバーシー・スコアも3以上のみを投資基準とし、それ以下の企業は投資除外される。SMUAインデックスも、同インデックスの投資除外基準を遵守しながら、インデックスを上回るポートフォリオを目指す。

 iShares $ Corp Bond ESG Ucits ETF(SUOU)は、米国社債を対象とするBloomberg Barclays MSCI US Corporate Sustainable SRI Indexをベンチマークとし、それを上回るように設計されたETF。同インデックスは、たばこ、アルコール、アダルト、ギャンブル、軍事武器、民間武器、原子力、遺伝子組換え作物(GMO)関連銘柄を除外。MSCIのESG評価でBBB以上、MSCIのコントラバーシー・スコアで1以上を適格要件とする。SUOUも、同インデックスの投資除外基準を遵守しながら、インデックスを上回るポートフォリオを目指す。

 iShares Smart City Infrastructure Ucits ETF(CITY)は、先進国の都市インフラ関連企業の株式を対象とするSTOXX Global Smart City Infrastructure Indexとし、それを上回るように設計されたETF。同インデックスは、Sustainalytics(サステイナリティクス)のESG評価で、大量破壊兵器、劣化ウラン弾、クラスター爆弾、白燐弾、小型武器、たばこ、一般炭(石炭)採掘、石炭火力発電、北極海原油・ガス採掘、オイルサンド採掘、シェールガス採掘の関連銘柄を除外。またサステイナリティクスの評価で、ESGリスクが最も高い「Severe」評価の企業や、サステイナリティクスのコントラバーシー・スコアが5の企業も投資除外する。また、同ESGリスクが「High」ながらコントラバーシー・スコアが2以上の企業も除外される。さらに、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、OECD多国籍企業国道指針、国連ビジネスと人権に関する指導原則(UNGP)への重大な違反のある企業も除外される。CITYも、同インデックスの投資除外基準を遵守しながら、インデックスを上回るポートフォリオを目指す。

【参照ページ】iShares MSCI EMU SRI UCITS ETF
【参照ページ】iShares $ Corp Bond ESG UCITS ETF
【参照ページ】iShares Smart City Infrastructure UCITS ETF

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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