投資運用世界大手米ブラックロックとIT世界大手米マイクロソフトは4月7日、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Azure」環境上で、ブラックロックの業務システム「アラジン」を稼働させる戦略的パートナーシップを締結したと発表した。ブラックロックは、企業のサステナビリティ関連データ分析を強化するため、マイクロソフトのテクノロジーを活用していく。
企業のサステナビリティ関連データは、正規化されておらず、ESG投資を促進するためには、高品質のデータを扱うことが課題となっている。ブラックロックは、AI(人工知能)や機械学習、ビッグデータを活用することで、サステナビリティ・データの品質を上げることに活路を見出し、今回Azureを選択したという。また、Azurega世界各地に持つデータセンター・ネットワークを活用することで、アラジンを活用する世界各地の取引先のユーザビリティも向上できるとした。
ブラックロックとマイクロソフトは、サステナビリティのデータ分析環境の質を改善するため、学者、スタートアップ企業、NGO等にもプロジェクトへの参画を呼びかけている。そのため、両社で優れたアイデアやテクノロジーを持つ組織に対する寄付プログラムも開始。両社から専門家も派遣し、協働型プロジェクトを遂行していく。
【参照ページ】BlackRock and Microsoft form strategic partnership to host Aladdin on Azure as BlackRock readies Aladdin for next chapter of innovation
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら