
投資運用世界大手米レッグ・メイソンのグループ会社ClearBridge Investmentsは5月4日、投資先企業にとっての長期的な最大リスクは気候変動と位置づけ、投資先企業に対するエンゲージメントを実施していくと表明した。同社の運用資産総額は1,200億米ドル(約13兆円)。
今回同社は、新型コロナウイルス・パンデミックという苦境の中、サステナビリティを前進させることが投資パフォーマンスを最も最大化させる方策だと言及。そのうえで、株主にとって上場企業に透明性を高めることは重要な要求事項となっていると話した。
同社は、アクティブ運用のスタイルを採っている。今回、各社の気候変動リスクと機会を分析し、ボトムアップ型での銘柄選定を実施していることを明らかにした。また物理的リスクと移行リスクの双方を検討しているとした。
同社は早くから気候変動リスクへの対応を進めており、2019年に実施したポートフォリオ分析では、代表的なベンチマークに対し、カーボンフットプリントが28%から35%低くなっている。但し、二酸化炭素排出量データにはスコープ3の排出量が加味されていなことが多いため、既存の二酸化炭素排出量データではなく、スコープ3の排出量や規制リスクへの感応度を重視した分析をしているとした。
特に、石油・ガスの加工、貯蔵、輸送、販売等の中流事業では、従来はマスター・リミテッド・パートナーシップ(MLP)形式で事業運営をされていることが多かったが、近年、一般的な株式会社の形に移行しつつあると述べ、株主からのプラッシャーを掛けやすくなっていることを挙げ、エンゲージメントを進めていく考えを示した。
【参照ページ】CLEARBRIDGE ADDRESSES ENVIRONMENTAL RISKS AND POTENTIAL SOLUTIONS WITH PUBLICLY-TRADED COMPANIES
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