Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】BIERとWBCSD、企業報告用の水循環の測定指標開発で協働。年末にガイダンス発表

 飲料業界の国際的な環境サステナビリティ向上業界団体BIER(Beverage Industry Environmental Roundtable)とサステナビリティ推進NGOの持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)は5月20日、企業向けの施設や事業所の水循環に関する測定指標の開発で協働すると発表した。

 今回のプロジェクトは、これまで水に関する測定指標が取水、水消費、廃水というリニアエコノミーを前提としてものだったのに対し、サーキュラー型の測定指標を開発することで、企業の水資源消費削減を促していくことが狙い。そのための指導原則や測定指標のメソドロシーを12月までに開発する。

 WBCSDは1月21日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の場で、サーキュラーエコノミー・モデルに対する自社の機会及びリスクを把握するための分析フレームワークと測定すべき指標を整理した「Circular Transition Indicators(CTI)」の初版を発行している。策定作業には、WBCSDに加盟しているフィリップス、ダウ、DSM、ロイヤル・ダッチ・シェル、サウジ基礎産業公社(Sabic)、ミシュラン、アクゾノーベル、ノバルティス、アルセロール・ミタル、ソルベイ、ヴェオリア、スエズ、マイクロソフト、ラボバンク等26社が加わり、サーキュラーエコノミー時代の指標を打ち出した。

 BIERも2月、水資源の再利用とリサイクルのための意思決定ガイド「Context-Based Decision Guide for Water Reuse and Recycling」を発表し、水循環のための意思決定ガイドを発行していた。

【参考】【国際】飲料業界団体BIER、水資源の再利用とリサイクル推進でガイド発行。他業界でも活用狙う(2020年2月13日)

 今回、双方の知見を持ち寄り、水循環に特化した指標を共同で開発していく。外部有識者諮問グループには、コロンビア・ウォーター・センター、LimnoTech、世界資源研究所(WRI)、GRI、Isle Utilities、International Reference Centre for the Life Cycle of Products, Processes and Services(CIRAIG)が招聘された。

【参照ページ】WBCSD AND BIER WILL DEVELOP GUIDANCE TO MONITOR AND MEASURE WATER CIRCULARITY
【参照ページ】First self-assessment framework to measure business’ circular performance

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。