オランダ化学大手DSMは5月19日、新型コロナウイルス・パンデミックを受け、医療用防具(PPE)等の感染症対策品を必要とする病院等と、生産設備と持つ製造業をマッチングする公開オンラインプラットフォーム「UNITE4COVID」をリリースしたと発表した。製品需要と生産能力をマッチングできるようにすることで、供給体制の拡充を図る考え。
パンデミック後、一部の製造業企業は、マスクや人工呼吸器、PPEの生産を開始しているが、当初予定していた医療施設での需要が減少するなど、製品搬入にも混乱が見られている。DSMが今回発表したプラットフォームは、医療関係者や患者、従業員、顧客のためにPPE等の製品を調達したい病院や企業、その他機関が需要を入力し、それに対し製造業企業がソリューション、生産設備、アイデア等を示せるようにしたもの。DSMも製造業企業だが、広く公開することで、社会全体に便益があると考えた。
また同ツールは、世界経済フォーラム(WEF)のCOVIDアクションプラットフォーム上でも、グローバルのネットワーキング改善に向けた主要な取り組みとして、注目されている。
【参照ページ】Open collaborative platform UNITE4COVID launched to accelerate Covid-19 solutions
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