米環境NGOのRecycling Partnershipは7月8日、ポリプロピレン(PP)回収・リサイクル推進イニシアチブ「Polypropylene Recycling Coalition」を発足した。普及しているプラスチック素材の一つPPのサーキュラーエコノミー化を目指す。
PPは、食品容器等に使われるプラスチック素材で、米国の一世帯当たりのPP廃棄量は年間約72.5万t。今回のイニシアチブは、この廃プラスチックを回収し、高品質の再生プラスチック素材を生産することを目指す。そのため、PP廃棄物の買取及び分別設備の導入、消費者教育のため、資源回収事業者に対し助成金を提供する。支援額は、5年間で3,500万米ドル(約37億円)。
同イニシアチブには、キューリグ・ドクター・ペッパー、ブラスケム、ウォルマート財団が創設メンバーとして発足。他にも、P&G、アメリカ化学工業協会、ダノン北米法人、EFS Plastics、KW Plastics、ライオンデル・バセル、St. Joseph Plastics、Winpak等が参画。Association of Plastic Recyclers、Closed Loop Partners、Sidewalk Infrastructure Partners、Sustainable Packaging Coalition、世界自然保護基金(WWF)や、キャロル・ブラウナー米環境保護庁(EPA)前長官も参画する。
【参照ページ】Press Release: The Recycling Partnership Launches Polypropylene Recycling Coalition to Improve and Increase America’s Recovery of Plastic Packaging and Strengthen the Circular Economy
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