Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】19ヶ国・地域の当局、海賊版映画のネット共有で大規模一斉捜査実施。2人逮捕

 19ヶ国・地域の司法当局は8月25日、海賊版映画を違法にオンライン提供していた組織犯罪グループ「スパークス・グループ」を一斉捜査し、首謀者2人が逮捕された。各国で合計サーバー60台以上が押収された。米司法省が今年初旬に欧州司法機構に協議を持ちかけ、欧州司法機構が国際協調の音頭を取った。

 一斉捜査に参加したのは、米司法省、欧州刑事警察機構、ならびに韓国、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ラトビア、ルーマニア、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、オランダ、ノルウェー、英国の司法当局。イタリア、カナダ、ルーマニアでも個別捜査が行われた。

 一斉捜査では、米国当局から依頼で国際刑事警察機構(Interpol)から国際手配されていた英国籍Geroge Bridiが8月23日にキプロスで逮捕。8月25日には、Jonatan Correaが米カンザス州で逮捕された。もう一人の首謀者でノルウェー国籍のUmar Ahmadは逃亡中で、米国の司法当局が捜査に当たっている。

 スパークス・グループの犯罪は、販売前のDVDやブルーレイディスクを入手し、コピー防止機能を解除して、違法コピーを同組織が管理するオンラインサーバー上で、ストリーミング配信、P2P提供、トレント提供、公開サーバーでのダウンロード提供していた。同組織は、海賊版販売の世界有数の組織で、コンテンツ業界にとっては大きな損害になっていたという。コンテンツ提供のサーバーが世界各国に散財していたため、今回の18ヶ国・地域という大規模での捜査となった。

 EUでは、EU理事会が7月30日、サイバーアタック犯罪に対し、初めて個人に経済制裁を課す措置も決定している。具体的には、ロシアの諜報組織GRUに所属する4人のメンバーと、中国籍2人に対し、海外渡航の禁止及び資産凍結を決定した。EUは2017年に「悪質なサイバー行為に対するEU合同外交対応フレームワーク」を採択しており、それに基づきEU及び加盟国が経済制裁等の措置を課す権限を認めている。

【参照ページ】New major crackdown on one of the biggest online piracy groups in the world: international coordination led by Eurojust
【参照ページ】Acting U.S. Attorney Announces Federal Charges And International Operation To Dismantle Online Piracy Group
【参照ページ】Declaration by the High Representative Josep Borrell on behalf of the EU: European Union response to promote international security and stability in cyberspace

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。