化粧品世界大手仏ロレアルは、小売大手と協働で、化粧品の空き容器を店舗で回収し、リサイクル・スキームを開始する。まずテスコとスーパードラッグの一部店舗にリサイクル用の回収箱が設置された。化粧品コンパクト、アイシャドウ・パレット、ファンデーションやコンシーラーのチューブ、マスカラ、アイライナー、リップ等の容器をロレアル製以外のものも含めて回収する。9月末までにセインズベリーとブーツでも開始し、合計1,000店舗に回収箱を設ける。
ロレアルが世界で生み出したプラスチック品は、2019年で世界13.7万t。同社は2025年までに、全てのプラスチック包装・容器を詰め替え可能、再利用可能、リサイクル可能もしくは堆肥化可能なものに100%切り替えることを目標としている。
今回の回収スキーム「Make-up Not Make Waste」の整備もその一環。リサイクル大手TerraCycleと協働し、容器を回収。マテリアルリサイクルし、屋外家具等用の再生素材として活用する。自治体がプラスチック廃棄物とみなさないこともある鏡付きのコンパクトなどの複合容器も回収し、リサイクルす。但し、メイクブラシ、ネイル液、アエロゾル製品は回収の対象外。
ロレアルの化粧品ブランド「メイベリン」の調査によると、化粧品容器をリサイクルすることができることを知らない人が約半数もいるという。すでにボディ・ショップ等は店舗での空き容器回収を実施しているが、小売店で大規模の回収できるようにしたのは今回が初。サーキュラーエコノミー化を推進する。
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