IT世界大手米アマゾンは9月30日、日本市場とオーストラリア市場で、偽物販売を阻止するための新たなサービス「アマゾン・トランスペアレンシー」をリリースしたと発表した。1万以上のブランドの商品に対し、製品毎にシリアルナンバーを付与することでトレーサビリティを担保し、偽物の取扱いを防ぐ。
アマゾン・トランスペアレンシーは、欧米諸国で2018年に先行導入されており、今回の2カ国でのリリースにより、導入国は10カ国となった。同サービスを活用する企業は、製品もしくはパッケージにシリアルナンバーを付与することで、アマゾンが本物か否かを判別することができるようにするもの。購入者もシリアルナンバーから製品が本物かを確認することができるようになる。
すでに同サービスは、グローバル大手から中小企業まで1万以上のブランドが活用している。すでに先行導入された国では、50万以上の偽物製品の販売を食い止めることができたという。
アマゾンは偽物対策を強化しており、社内に販売対策組織「Amazon Counterfeit Crime Unit(ACCU)」を設立。グローバル規模で、悪徳事業者の調査や法的手段も用いた措置を行っている。また、「プロジェクト・ゼロ」では、偽物の販売をゼロにするため、疑わしい製品をチェックするための自動検知システムも導入している。
【参照ページ】Amazon Transparency Launches in Japan, Australia
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