ニュージーランド乳製品大手フォンテラは10月13日、主力牛乳ブランド「アンカー・ブルー」の2lボトルで、さとうきび由来のバイオプラスチック素材容器を導入した。原料のさとうきびではサステナビリティ調達も実施した。通常の資源回収フローを通じて、リサイクルも可能。
同社は、2025年までに全ての容器を、再利用可能、リサイクル可能、もしくは堆肥化可能な素材に転換する目標を掲げており、今回のバイオ素材導入もその一環。ニュージランドの北島のスーパーマーケット等でまず導入し毎月30万本を生産。今後、他の地域や他の商品ラインナップでも切り替えを実施していくという。
同社は今回のバイオ素材容器投入に当たり、ライフサイクルアセスメント(LCA)を実施。さとうきび由来の高密度ポリエチレン(HDPE)を生産することで、従来の石油由来のHDPEよりも、二酸化炭素排出量を削減できることを確認した。今回開発した容器は、豪包装・容器大手Pact Groupとの共同開発。
また同社は10月12日、同社のサプライヤー畜産事業者に対し、二酸化炭素排出量と窒素リスクについての見解を共有するため、各事業者向けに環境データを算出した環境レポートを提供。サプライヤーの改善ポイントを見える化することで、協働体制構築を強化した。
【参照ページ】New Zealand's first plant-based milk bottle
【参照ページ】Fonterra farmers taking another step towards New Zealand’s low emissions food production
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