経済産業省所管の日本貿易保険(NEXI)と欧州復興開発銀行(EBRD)は10月21日、日本企業が海外で行う再生可能エネルギー案件や省エネ案件のプロジェクトをNEXIとEBRDで協働して保険を提供していく覚書を締結した。
NEXIはこれまで、エネルギー分野では、火力発電や原子力発電でのカントリーリスクや損害に対する保険提供を行っていたが、近年、日本企業が海外で再生可能エネルギー開発を強めていることに伴い、同分野で高い専門性を持つEBRDと協働する。
NEXIは、2019年7月に「環境イノベーション保険」を創設している。再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、バイオマス、廃棄物)、省エネルギー(廃熱回収設備、スマートグリッド等)、炭素回収・利用・貯蔵(CCUS)、水素、燃料電池、バッテリー等の輸出案件での貿易代金貸付保険及び海外事業資金貸付保険について、通常の融資保険に比べて信用付保率を97.5%引き上げた優遇保険を導入。今回のEBRDでの覚書でも、気候変動対策での公的保険拡大でEBRDと意見が一致した形。
【参照ページ】日本貿易保険(NEXI)と欧州復興開発銀行(European Bank for Reconstruction and Development)との協力覚書の締結について
【参照ページ】「環境イノベーション保険」の創設
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