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【国際】IUCNとIOC、スポーツ・インフラ開発での生物多様性保護ガイダンス発行

 国際環境NGOの国際自然保護連合(IUCN)は11月6日、国際オリンピック委員会(IOC)、サンフランシスコ河口協会(SFEI)と協働し、生物多様性保全との両立が可能なスポーツ・インフラ建設のためのガイダンスを発行した。ゴルフ場等のスポーツ・インフラ開発と自然保護は必ずしも相反するものではなく、適切な方法で行えば両立可能とし、都市やスポーツ施設開発関係者が、計画の際に留意するべき生態学的ポイント7つを提示した。

 IUCNは、過去にもIOCと3つのガイダンスを共同発行しており、今回で4つ目。1つ目では、スポーツと生物多様性の全般的な繋がりについて、2つ目は、新たなスポーツ施設建設における環境負荷の最小化について、3つ目は、スポーツイベントに伴う環境負荷の緩和方法について、考慮ポイントを明示してきた。

 今回のガイダンスでは、「動植物生息地用の緑地の大きさ」「動植物の都市内移動の接続性」「動植物生息地用を取り囲む環境の質」「生息可能地の多様性」「在来種」「水や巣作りのためのスペース等、特別に必要な資源」「野生動物に優しいマネジメント」の7つのポイントについて解説。7つのポイントに準拠し、自然環境保護との両立を図った実例も紹介した。

 例えば、2012年ロンドン・オリンピックが開催されたクイーン・エリザベス・オリンピック公園は、45haのや動植物生息地が新たに作られ、現在も利用されている。また、毎年ゴルフのフレンチオープンが開催されるLe Golf Nationalでは、敷地内に生息地を10カ所設け、13の希少種を含む350種の生物多様性を保護している。

【参照ページ】New IUCN-IOC guide demonstrates how sports can benefit nature in cities
【画像】IUCN

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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