電子機器業界サステナビリティ推進機関RBA(責任ある企業同盟)の紛争鉱物フリー推進イニシアチブ「責任ある鉱物イニシアチブ(RMI)」と、インドでの雲母(マイカ)採掘に児童労働が関与している問題の解決を目指す「責任ある雲母イニシアチブ(Responsible Mica Initiative)」は3月16日、雲母加工事業者向けのサステナビリティスタンダード「雲母加工事業者のためのグローバル職場スタンダード」を発行した。
両者は2019年10月、雲母のサプライチェーンでのサステナビリティを改善するため、雲母調達スタンダード策定開始を開始。1年半の活動を得て、世界中の運も加工事業者に適用できるスタンダードを完成させた。スタンダードには「職場」という言葉が入っているが、労働慣行だけでなく、環境テーマも含められた。
【参考】【国際】紛争鉱物RMIと責任ある雲母イニシアチブ、提携で覚書。雲母調達スタンダード策定開始(2019年10月12日)
同スタンダードでは、加工事業者の周辺コミュニティの環境汚染や生物多様性の観点、労働安全衛生、労働慣行、人権、コンプライアンスまで幅広い内容が含まれている。
責任ある鉱物イニシアチブ(RMI)は今回のスタンダード策定を受け、監査プログラムも用意する。初期の監査クライアントに関しては、「Initial Audit Fund」から監査コストが全額助成される。
【参照ページ】Global Workplace Standard for Mica Processors Released
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