
仏環境サービス大手スエズは5月6日、リサイクル率が85%から90%にとどまっている風力発電タービンのリサイクル率を100%にまで高める事業ビジョンを発表した。カーボンニュートラルで、風力発電の建設が増える中、風力発電タービンをサーキュラーエコノミー化していく。
同社は2019年6月から、電気・電子機器廃棄物、廃棄航空機や車両の解体事業を開始。風力発電タービンの耐用年数15年から20年で、その後、最新のタービンに切り替える必要がある。フランスでは今後5年間でタービン約1,500台の解体需要が出てくる。同国では2023年からタービンのリサイクルが義務化される予定。同社は同規制に先立ち、風力発電事業者やタービン製造企業との協働で、第一世代タービンの解体・リサイクル支援を行っている。
リサイクル施設は、フランス・ポール=ラ=ヌーヴェルに2ヵ所で操業している。風力タービンは、鉄、銅、アルミニウム、ケーブル、ファイバーグラス、電気・電子機器廃棄物等に解体・分別され、リサイクル先に送る。配送での二酸化炭素排出量も考慮する。全マテリアルフローは、リサイクルされるまで厳格に追跡。風力発電事業者には、完全なマテリアル・アセスメント結果を提出する。
また同社は、風力発電機メーカーとも、解体した素材のリサイクルや物流でも協働。すでに最大50mまでのタービンブレード20本以上のリサイクル実績もある。2021年には、すでに25mから40m級の風力発電タービンブレードの解体プロジェクトも複数予定している。
さらに同社は、2012年設立の研究開発機関「IRT Jules Verne」主導のプロジェクト「ZEBRA」にも参画。2020年9月には、関連企業や研究機関を招集し、100%リサイクル可能な風力タービンブレードの開発を進める。
【参照ページ】SUEZ develops its expertise in the dismantling and recovery of wind turbines with a recovery target close to 100%
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