【アメリカ】2020年の石炭生産量、24%減で1965年以来の最低水準。パンデミックや電力シフト 2021/07/17 最新ニュース

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 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は7月14日、2020年の米国での石炭生産量を発表。2019年の7億600万ショートトンから24%減少し、5億3,300万ショートトンになり、1965年以来の最も低い水準となった。国際的な石炭需要の減少と、米国の電力部門の石炭需要の減少が原因。

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(出所)EIA

 地域別では、石炭生産量最大のワイオミング州で21%減。インディアナ州やケンタッキー州、イリノイ州では30%以上の減少を記録した。生産量第2位のウェストバージニア州でも27.9%も減少した。オクラホマ州とテネシー州は、2020年代1四半期以降、石炭生産がゼロとなっている。

 米国の石炭輸出量でも、2020年は前年比で26%減少。新型コロナウイルス・パンデミックでのエネルギー需要の減少と、ロックダウンにより炭鉱労働者の稼働が落ちたことも影響している。また、暖冬影響で、暖房用の天然ガス需要が減少したことで、価格が下がり、石炭価格も連動して価格が下がったことも要因として挙げられるという。原料炭も2020年には前年比20%減だった。

 EIAは、将来見通しに関しては、週次の石炭鉄道車両積載量で推定している。2021年の状況では、週次の石炭鉄道車両積載量は2020年よりも高い水準で推移。直近の1年間の石炭鉄道車両積載量は2020年と比較して9.5%増加している。EIAの最新の予測「Short-Term Energy Outlook(STEO)」では、2021年は前年比15%増、輸出は21%増と予測している。

【参照ページ】In 2020, U.S. coal production fell to its lowest level since 1965

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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