Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【オーストラリア】BHPと海洋科学研究所、サンゴ礁再生の研究イニシアチブ発足。22億円拠出

 資源世界大手豪BHPとオーストラリア海洋科学研究所(AIMS)は8月10日、2,700豪ドル(約22億円)を拠出し、サンゴ礁再生イニシアチブ「Australian Institute of Marine Science(ACRRI)」を発足したと発表した。

 同イニシアチブでは、豪クイーンズランド州グレートバリアリーフと西オーストラリア州ニンガルー・リーフで5年間実施されてきた研究を参考にし、サンゴ礁のレジリエンス改善と気候変動の影響を低減する手法を開発する。具体的には、サンゴ礁生態系の自然音を模した水中音響を活用してサンゴ礁に魚を誘き寄せるとともに、最先端のサンゴ再増殖技術を組み合わせ、サンゴ礁の発育を促進。これにより、海水の温度上昇に耐えられるサンゴ礁の生態系を確立することを目指す。

 ニンガルー・リーフのAIMSの研究チームは、魚のサンゴへの定着、発育、草食の役割を調査し、サンゴと魚の繁殖での生態系を研究する。魚の定着を促すことで、サンゴの受精後のサンゴの成長にプラスに影響を与えるかどうかを世界で初めて調査する。一方、グレートバリアリーフの同チームは、サンゴの生後1年以内の死亡率を低減するため、サンゴの種付けから成長の過程を研究する。

 AIMSは、サンゴ礁保全に関する研究を豪グレート・ケッペル島でも並行。現在、原住民のウォッパバラパ族の伝統的知見から学び、サンゴの養殖に関するスキルも研究している。

【参照ページ】Innovative marine science approach is a game-changer for global reef recovery efforts

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。