世界保険大手英リーガル&ゼネラルの運用子会社リーガル&ゼネラル・インベストメント・マネジメント(LGIM)は9月1日、同社の確定拠出年金(DC)の加入者が重要視するESG課題を公表。「役員報酬」「気候変動」等が上位に挙がった。
今回の調査は、同社の確定拠出年金(DC)8ファンドの加入者4,400人を対象に、2020年9月から2021年中旬にかけて実施。同社と英投資顧問Tumeloが協働し、投資先企業での株主総会での議決権行使結果13,000件から、加入者が重要視するESG課題を分析した。
最も投票が多かったのは「役員報酬」。取締役への報酬やサプライチェーン上の従業員への報酬まで、幅広く重要視する声が上がった。次に多かったのは「気候変動」。同様の文脈では「パリ協定」関連の投票も多かった。気候変動に関する株主決議は14回、パリ協定については2回程度にも関わらず、投票の多さが目立った。
その他にも環境観点で挙がったのは、「プラスチック」「パッケージング」「汚染」等。社会・ガバナンス観点では、「権利(人権、動物の権利等含む)」「ダイバーシティ」「人種」「ロビー活動」等も回答があった。
順位 | キーワード | 投票数 | 株主決議での言及数 |
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1 | 役員報酬(Pay) | 3,120 | 46 |
2 | 気候変動(Climate) | 1,275 | 14 |
3 | 権利(Rights) | 1,027 | 18 |
4 | ロビー活動() | 847 | 8 |
5 | プラスチック(Plastic) | 837 | 4 |
6 | パッケージング(Packaging) | 644 | 2 |
7 | パリ協定(Paris Agreement) | 460 | 2 |
8 | ダイバーシティ(Diversity) | 370 | 7 |
9 | 人種(Racial) | 332 | 3 |
10 | 汚染(Pollution) | 307 | 2 |
【参照ページ】LGIM reveals top ESG issues that matter to members
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