保険世界大手仏アクサは10月14日、生物多様性の保全に関する新たなコミットメントを発表した。森林生態系の劣化に対抗する計画を実施し、生物多様性と気候変動の両面でプラスのインパクトを創出する。同社は、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の委員でもある。
同社は今後、15億ユーロ(約2,000億円)を投じて、持続可能な森林管理を支援。そのうち5億ユーロを新興国の森林再生プロジェクトに充て、毎年合計25Mtの二酸化炭素を回収できるようにする。同社の運用子会社のアクサ・インベストメント・マネージャーズは、すでに、6万haの森林を管理しているが、すべてFSC認証もしくはPEFC認証を取得している。
さらに同社は、森林破壊に積極的に寄与する活動への投資及び保険要件を強化。大豆、パーム油、木材、牛の飼育で、森林破壊に強く寄与している地域を対象にする。
同社は、国連持続可能な保険原則(PSI)と世界自然保護基金(WWF)が立ち上げた「世界遺産」イニシアチブにも加盟。国連教育科学文化機関(UNESCO)が認定した主な生物多様性保護区を保護するために、保険事業でも特定の除外事項を実践する。110カ国にある保護区の半数は、生物多様性のホットスポットとして認識されており、自然災害の防止に重要な役割を果たしているとした。
【参照ページ】AXA announces a plan to fight against deforestation to preserve biodiversity
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